今月9月は『防災月間』。毎年この時期には「防災用品」の見直しをしています。
まずは、普段持ち歩くカバンに備える『防災ポーチ』を見直します。
『防災ポーチ』とは?
- 外出時災害に見舞われた際、必要になるアイテムを最小限に抑え普段から持ち歩けるようにしたもの。
- 帰宅困難になる可能性も考えて一晩は過ごせると安心。
- 「もしもに備えて、普段から持ち歩くもの」なので軽量・コンパクトに。
- 外出先での「ちょっと困った」にも対応できる。
いつ、どこで、何が起きるかわからないのが災害です。
「防災ポーチを用意する」という小さな行動で、外出時でも「小さな安心」が得られます。
この記事では
防災ポーチを新しく作る過程をご紹介。
その中で、「防災ポーチの中身におすすめなアイテム」もピックアップしています。
最後に、「新しく作り直した防災ポーチ」の中身もご紹介しています。
人それぞれ中身は変わりますが、考えるきっかけになりましたら幸いです。
「経験」と「おすすめ」から何が必要か考える
必要になりそうなアイテムを「帰宅困難者になった経験」と「一般的におすすめされているアイテム」から考えます。
帰宅困難者になった経験から考える
東日本大震災の際、首都圏の帰宅困難者(当日のうちに帰宅できなかった人)の合計は、約515万人にもおよびました。
私もその中の一人でした。慣れない都心で土地勘もなく、歩き続け自宅に着いたのは翌朝でした。
(※現在では、その時に応じ「無理に歩かないで、安全なところで一晩過ごす」を考える必要もあります。)
その時の経験から「持っていて良かったもの」と「持っていれば良かったもの」をご紹介します。
「持っていて良かったもの」
- モバイルバッテリー
- お菓子(小腹が満たせる。)
- 小銭(公衆電話で使える。お店でも小銭が不足している店舗がある。)
- 絆創膏(靴ずれしやすいのであると良い。)
- 生理用品(多めにあると困っているひとにも渡せる。)
- ウエットティッシュ・ティッシュ(人にも渡せるので多めにあって良かった。)
「持っていれば良かったもの」
- 軽食(歩き続けたのでお菓子だけだと空腹に。コンビニに入っても、すぐに食べられる食品は売り切れていた。)
災害が起きると欲しいものは手に入りにくくなります。
必要になりそうなものは、あらかじめ備えておくことで安心できます。
よくおすすめされているアイテムは?
一般的な防災ポーチに「よくおすすめされているアイテム」を調べてみました。
よくおすすめされているアイテム
- ミニライト
- ホイッスル
- 絆創膏
- マスク
- 携帯トイレ
- レジ袋
- 大判ハンカチ
- ティッシュ
- ウエットティッシュ
- おやつ
- 現金(小銭も)
- モバイルバッテリー
- 常備薬
- アルミブランケット
- ペンとメモ
人により追加したいアイテム
- メガネ・コンタクト
- 生理用品
- レインコート
- カイロ
- ヘアゴム
- リップ
- 鏡
- 連絡先リスト
自分には何が必要か考える
全部持っていくと重いので、自分が必要になりそうなアイテムをあげていきます。
無いと困るもの
- ミニライト
- ホイッスル
- 絆創膏
- マスク
- 携帯トイレ
- レジ袋
- 大判ハンカチ
- ティッシュ
- ウエットティッシュ
- おやつ
- 現金(小銭も)
- モバイルバッテリー
- 常備薬
- 生理用品
あると良いもの
※こちらは余裕があれば入れようと思います。
- カイロ
- レインコート
- リップ
- 鏡
- 連絡先リスト
自分だけの防災ポーチをつくる
では、実際に必要なアイテムを用意してつくります。
2種類の防災ポーチをつくる
「どんな防災ポーチを持ち歩きたいか?」を考えた時に「出かける距離により装備を変えたい」と思いました。
重いと普段から持ち歩きづらい、でも遠出した時にはある程度しっかりしたものを持っていたい。
そこで『ご近所に出かける用の軽めのポーチ』と『ちょっと遠出する時用のしっかりポーチ』の2種類をつくりました。
その時に応じて使い分けていこうと思います。
「ご近所用防災ポーチ」とカバンの中身
- 徒歩圏内はこちらを持ちます。
- 軽量・コンパクトを目指します。
- 数時間は過ごせる用意を目指します。
防災ポーチと中身はこちら
- ポーチ(無印良品の透明なもの)
- ホイッスルライト(DAISOで購入)
- 絆創膏(4枚)
- 個包装マスク
- 携帯トイレ➕消臭袋(各1回分)
- レジ袋(2枚)
- ハンカチ(予備)
- おやつ(バランスパワー)
- 小銭
- モバイルバッテリー➕ケーブル
- 生理用品(2枚)
- ベビーワセリンリップ
- DAISOで購入した「ホイッスルライト」は、ライトの反対側がホイッスルになっています。一つ二役で便利です。
- おやつには、賞味期限を書いておきました。他にも季節によって飴やチョコなど追加したいです。
- バランスパワーのココア味は柔らかいので、そのままポーチに入れると割れやすかったです。
- 常備薬はないので入れませんでした。
- 重さは合計330gでした。
- モバイルバッテリーに軽いものを選んだので、無理なく持てる重さにおさまりました。
ポーチ以外でカバンに入れているものはこちら
- ティッシュ
- ウエットティッシュ
- ハンカチ
- 鍵
- 財布
- 飲み物(出先で購入)
- ティッシュ・ウエットティッシュ・ハンカチはポーチに入りきらないのでカバンに直接入れます。
「ちょっと遠出用防災ポーチ」とカバンの中身
- 徒歩での帰宅が大変な距離ではこちらを持ちます。
- 重さは無理なく持てる範囲の500g以内を目指します。
- 車や電車、受け入れ施設などで一晩過ごせるくらいの用意を目指します。
防災ポーチと中身はこちら
- ポーチ(無印良品の透明なもの)
- ホイッスルライト(DAISOで購入)
- 絆創膏(6枚)
- 個包装マスク
- 携帯トイレ➕消臭袋(各2回分)
- レジ袋(4枚)
- ハンカチ(予備)
- おやつ(バランスパワー・2個)
- 小銭
- モバイルバッテリーとケーブル
- 生理用品(4枚)
- レインコート
- 鏡
- モバイルバッテリーは、一つなので出かける前に入れます。
- 絆創膏・携帯トイレ・おやつ・小銭・生理用品などの個数を増やしました。
- 一つのポーチに入りきらなかったので「携帯トイレ➕消臭袋」と「生理用品」はそれぞれ別のポーチに入れました。
- おやつは足りないので普段食べているものをカバンに追加します。
- 常備薬はないので入れませんでした。
- 重さは合計450gでした。
- 基本的にリュックに入れるので重さは気にならなそうです。
ポーチ以外でカバンに入れているものはこちら
- メガネ
- ティッシュ
- ウエットティッシュ
- ハンカチ
- 鍵
- 財布
- 飲み物(出先で購入)
- ティッシュ・ウエットティッシュ・ハンカチはポーチに入りきらないのでカバンに直接入れます。
まとめ
今回防災ポーチの見直しをしてみて、久しぶりに災害について考えるきっかけになりました。
いつ起きるかわからないのが災害。外出時にも小さな備えがあることで「小さな安心」を得られますし、お互いに助け合うこともできます。
せっかく用意したのに「重すぎて持てない」など本末転倒にならないにように、無理のない範囲で簡単なものからでも備えておいて損はないと思いました。
ぜひ、今あるものからでも用意してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。